青汁は、今や健康ドリンクの代表的なひとつになっていますよね。 青汁は薬ではないので、即効性は無く飲み続けることが重要です。 ここでは、青汁が健康維持におすすめされる理由についてお届けします。

青汁がおすすめされる理由とは

青汁とは

そもそも青汁の定義と言うのは、「生の緑黄色野菜をすりつぶしたもの」になります。 なので、スーパーなどで購入した生の緑黄色野菜で作った自家製野菜ジュースも青汁です。 しかし、市販の青汁は、大麦若葉やケールなど一般入手が難しい栄養豊富な素材を使用しており、普通の野菜ジュースとは異なります。 青汁は、健康食品として乾燥粉末化したものも、一般的に市販されています。

青汁の人気理由とは

野菜不足を手軽に摂取できる

厚生労働省が行った国民健康・栄養調査で、成人1日の平均野菜摂取量は約300gとなっています。 しかし、本来、成人1日の目標摂取量と言うのは350gで、全く目標摂取量に達していません。 目標摂取量である350gの野菜を食べている割合は約30%足らずで、日本人の70%は毎日野菜不足なのです。 野菜不足は、ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素不足な状態なので、効率よく野菜の栄養素を摂取する素材に青汁がおすすめされているのです。

健康維持に不可欠な栄養を安く摂取できる

厚生労働省が推奨する一日の野菜の摂取量の目標は350グラム。 これを普通の食事だけで摂ろうとすると、かなり手間とコストがかかります。 野菜ジュースという方法もありますが、含まれる糖分に要注意です。 青汁なら糖分は低く、手軽に野菜に含まれているビタミン、ミネラル、食物繊維などの 健康維持に欠かせない大事な栄養を補うことができます。

製法や素材の工夫・改善で美味しく飲みやすい

青汁とは、大麦若葉、ケール、明日葉など緑野菜などを中心に搾られたドリンクで、野菜に含まれる沢山の栄養素を摂取することが出来ます。 野菜から摂取したい不足しがちなビタミン、ミネラル、酵素、食物繊維などを効率的に摂れて、日々の野菜不足を補っていく貴重な土台食品なのです。 また、青汁は「苦くて美味しくない」そんなイメージを持っている方もいると思いますが、 最近の青汁は製法工夫や素材工夫で美味しくなっており、口あたりの良い製品が増えています

青汁と野菜などで摂取できる栄養の比較

ビタミン類

体の調子を整え、疲労回復したり、他の栄養素をからだに吸収する手助けをしてくれるビタミン類は
  • ビタミンB1…乾燥海苔の約6枚分
  • ビタミンB2…乾燥海苔の約6枚分
  • ビタミンC…パセリの約2本分

カルシウム

日本食品標準成分表2015年版(七訂)によると、一般的な青汁によく使用されるケールを主原料にした青汁には、健康な骨や歯を作るのに必要なカルシウムが
  • 1,200mg/100gあたり
桑の青汁であれば、更に豊富なカルシウムが含まれています。

マグネシウム

カルシウムと同じく骨や歯を作るのに欠かせないうえに、体内では作られないマグネシウムは
  • ごぼうの約1.5本分

カリウム

人が生きていくうえで最も基本的なミネラルのひとつであり、高血圧を防ぎ、血圧を下げる効果のあるカリウムは
  • 干し大根の約1/2本分

鉄分

女性が不足しがちな鉄分は
  • ほうれん草の約17倍

食物繊維

腸内をきれいにしたり便通を良くしたりする働きがある食物繊維は
  • しめじの約10倍
 

青汁の効果

体重が増えてしまった、便秘に悩んでいる人に

青汁に含まれる食物繊維は不要な物質を体外へ排出しやすくすることで、 腸内環境を整える働きや便秘の改善が期待できます また、糖質や脂肪分の吸収を緩やかにする働きも期待されており、肥満傾向の方にもおすすめです。

カルシウム不足が気になる人に

青汁、特に桑の青汁にはカルシウムが豊富に含まれています。その量は牛乳の約33倍 「カルシウム不足」が原因で起きる体の異変には
  • 骨がスカスカになる骨粗しょう症
  • 生活習慣病の一番の原因である動脈硬化
  • 心筋梗塞や脳卒中など重大な病気を招く恐れのある高血圧
  • 40歳を過ぎてから発症しやすい糖尿病
  • 歳を重ねるとともに骨量の減少による老化
また、ストレスによってカルシウムは体外に捨てられてしまうので、ストレスを感じやすい人は 積極的にカルシウムをとった方がいいでしょう

血圧が気になる人に

青汁に含まれるカリウムや食物繊維は塩分の排出を助け、マグネシウムには血圧を下げる効果があると言われています。 血圧がちょっと高いかな、と気になる人には食事に気をつけつつ、青汁を飲むことで血圧コントロールを期待ができます

青汁の選び方について

飲みやすい青汁を選ぶコツ

フルーツ配合青汁ならジュース感覚で飲める

青汁を継続して飲めるか否かは、味が決め手になりますよね。青汁の味は色々あるので、お茶のような青汁、野菜感がある青汁、甘い青汁など、味にも特徴があります。 よりジュース感覚で飲みたい方にはフルーツ配合青汁がおすすめです。その他、紙パック、瓶入り、冷凍パックなど、これらは安定した飲み心地を楽しめます。

定期購入前にサンプルで味のチェック

また、定期購入を検討する場合には、サンプルで一度試して味をチェックしておくのがおすすめです。 味はメーカーで変わってくるので、自分好みに合う青汁を探してみましょう

手軽に飲める粉末タイプは持ち歩きにも便利

色々な青汁がある中で、おすすめは水に溶かす粉末タイプです。1回分に分包されているので持ち歩きにも便利で、いつでもお手軽に摂取することが出来ます。 「粉っぽさが苦手」と言う方は、溶けやすさにも注目しましょう。メーカーで溶けやすさも違いますし、好みの飲み心地かも確認できると、青汁生活を続けていく際にも安心です。

配合されている野菜で選ぶ

青汁は、野菜不足をサポートしたり、栄養補給したりする為に飲まれる方が多いです。その場合には、栄養が無いものは意味がありませんよね。 どんな栄養素が青汁から摂取出来るのか、きちんとチェックしましょう。 代表的な青汁の原料には、大麦若葉、ケール、明日葉、桑の葉、モリンガなどが挙げられます。 いずれの原料も、健康を維持していく為に役立つものですが、原料ごとに摂取出来る成分も違うので、原料と働きをよく理解して選ぶことがポイントです。

その他の配合成分で選ぶ

青汁は、野菜の栄養素をお手軽に摂取出来る健康食品です。 野菜の栄養には、各種ビタミンや食物繊維などが挙げられますが、近年は、それ以外にも色々と豊富な栄養成分が加わった青汁が市販されています。 例えば、トマトに含まれるリコピン成分入りの青汁、食物繊維やビタミンCが添加された青汁、乳酸菌を添加した青汁などもあります。 このように青汁は、日頃、摂取しにくい成分も青汁と一緒に摂取出来るので、忙しい方にも便利な健康ドリンクとなっています。

桑の青汁をおすすめしたい人

血糖値が気になる人に

桑の青汁には、糖質の吸収を抑制するとされる「1-デオキシノジリマイシン(DNJ)」が含まれているので、 血糖値が気になる方に特におすすめです。

腸内環境を整えたい人に

桑の青汁に多く含まれる食物繊維が便秘解消や腸内環境を改善し、 それによって
  • 「肌質が改善」
  • 「痩せやすくなる」
  • 「免疫力アップにつながる」
という効果もあります。

老化防止したい人に

桑の葉には、豊富なケルセチン3-マロニルグルコシド(Q3MG)が含有されており、優れた抗酸化作用を発揮します。 それにより悪玉コレステロールの抑制、アンチエイジングにも効果的です。  

お酒好きな人に

アルコールを摂取する前に桑の青汁を飲んでおくと、二日酔いや悪酔いの症状を軽減することができると言われています。  

おすすめの青汁の飲み方について

冷水割り

冷水割りは、青汁の基本で最もシンプルな飲み方です。 水に溶かして飲む仕様ですが、シェーカーを使用するとダマになりにくく、キレイに溶かして飲むことが出来ます。 冷水で割れば、喉ごし良くスッキリと飲むことが出来、暑い夏や乾燥する冬におすすめです。

牛乳割り

牛乳割は、青汁の苦味が苦手な方、初めて青汁を飲む方におすすめです。 青汁と牛乳を混ぜることによって、ほんのりと甘みのある抹茶ミルク風の味わいになるので、飲みやすくなります。 また、野菜の栄養素はもちろん、牛乳のカルシウムも摂取出来るので、育ち盛りのお子様にも最適な飲み方です。

はちみつ割り

はちみつ割は、青汁とはちみつで飲む、甘くておいしい青汁の味わいに変わります。 牛乳で割った青汁にはちみつを加えることでまろやかな味になり、お子様でも青汁を嫌がらずに飲むことが出来ます。 また、ハチミツは溶けやすいので、少量であってもしっかり甘みを引き出すので砂糖より健康的です。

フルーツジュース割り

最近では、フルーツ青汁もブームになりましたよね。 青汁と言うのは、フルーツとの相性が抜群で、リンゴジュースやオレンジジュースなどで割ると、まるで野菜ジュースのような青汁になります。 また、リンゴやバナナを牛乳とジューサーで混ぜて、青汁スムージーを作るのもおすすめです。

豆乳割り

豆乳割りは、ヘルシーな青汁と豆乳の素材を混ぜた飲み方です。 豆乳の甘みとコクによって、まろやかでクリーミーな青汁になるので、飲みやすい青汁に仕上がります。 植物性タンパク質を多く含む豆乳は栄養バランスも抜群です。

ヨーグルト割り

ヨーグルト割りは、青汁と飲むヨーグルトを混ぜた飲み方になります。 牛乳に比べて低カロリー、且つ、低コレステロールなので、女性やダイエット中にもおすすめです。 飲むヨーグルトと混ぜるだけでも十分ですが、バナナを加えてジューサーすれば、 腹持ちの良い置き換えダイエットにも最適です。

甘酒割り

甘酒割りは、意外な美味しさを味わえる飲み方です。 飲む点滴と注目されている甘酒と、栄養豊富な青汁の組み合わせは、ダイエットや美肌にも効果的です。 甘酒の風味は変わらないので甘酒好きの方にもお勧めです。体にも良い組み合わせ同士なので、試してみて下さいね。

青汁で健康な体を目指す!

青汁は、薬とは違って食品になります。なので、飲んで直ぐに体に効果が出るものでは決してありません。 毎日、継続して飲み続けることで、少しずつ自分の体にその効果が出てくるものです。 また、目に見えた効果と言うよりも、「何となく体の調子がいい!」と言う実感かも知れません。 青汁の材料は、栄養価がとても高く、豊富な栄養素が沢山含まれており、継続して飲むことで体内から健康になっていくことが出来ます。 日頃の野菜不足を補うことで、様々な体質改善や生活習慣病の予防・対策に繋がる食品なのです。

まとめ

ここでは、青汁が健康維持にお勧めされる理由についてお届けしてきましたが、いかがでしたか? 今回の記事で、あなたにも青汁によってもたらされる多くのプラス要素をご理解いただけたかと思います。 毎日の食事の中だけで健康維持に必要な栄養素すべてを摂取することは簡単ではありません。 野菜不足の現代人にとって、栄養が豊富な青汁は健康サポートに繋がる健康ドリンクです。 飲み物に入れるだけだと味に飽きてしまう場合には、色々な飲み方のバリエーションもあるので楽しく摂取することも出来るのでおすすめです。 また、昔に比べて飲みやすくなった青汁は、いつもの食事に手軽にプラスできる健康食品のひとつになります。 日常生活の中に青汁を取り入れて健康生活を送っていきましょう。
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