祝!黄綬褒章 受章!澤井織物工場の澤井伸社長!

桑「創輝」で染めた創輝桑ストールを作ってくださっている澤井織物工場の澤井伸社長が2021年秋、厚生労働省より黄綬褒章を受章されました。

黄綬褒章とは

黄綬褒章とは、多年にわたり、
農業、商業、工業等の業務に精励し、他の模範となるような技術や事績を有する方
に授与される褒章です。 澤井社長は「多年織布工としてよく職務に精励したこと」を評価され、受章されました。

澤井伸社長へ受章記念インタビュー

今回、栄誉ある章を受章された澤井社長へインタビューにやってきました。

受章を喜ぶと同時に責任も感じました

 
マルベリーちゃん
このたびは、黄綬褒章受章おめでとうございます。 受章された時のお気持ちはいかがでしたか?
 
澤井伸社長
そういう話を頂いた時はだいぶ前だったんですけれども それからちゃんと(黄綬褒章が)下りるまでちょっと時間があったんですね。
澤井伸社長
ありがたくお受けしたんですけども、 それからいろいろ考えると、またいろいろ大変だなという気持ちでした。 でもやはり長くやってきたので、そういう功績がいただけたのかなという思いもあります。

東京マイスター、現代の名工、そして「黄綬褒章」受章に

マルベリーちゃん
今回、長年の功績が評価されての受章ということですが、 これまでどのような取り込みを行われてきたのでしょうか?
澤井伸社長
一番初めに「東京マイスター」というのをいただいたんですね。 東京マイスターをいただいて2年後くらいに、今度は「現代の名工」というのをいただいています。
マルベリーちゃん
素晴らしいですね!
澤井伸社長
それから3年ぐらい経って「黄綬褒章」をいただいたんですけれども、 東京マイスターをいただいた時あたりが、ちょうどGoogleさんと仕事しているとか それからその前にニューヨークのMoMAっていうところで仕事させていただいたり。
澤井伸社長
あとは伝統工芸に携わっているので八王子の小学校とか そういうところに教えに行っているとかいろいろな形で (章を)いただけたのかなという感じがします。 責任はいろいろ重いんですけど、またこれから頑張らなくちゃいけないというのが 少し重荷になっているなという感じがしますね。(笑)

「多摩織」を残すために「手織り」にこだわっています

 
マルベリーちゃん
今でも昔ながらの製法を守っていらっしゃるのは どのようなこだわりからなのか、 また大量生産と手織りの違いなども教えてくだい。
澤井伸社長
手織りにこだわるのは、多摩織というものをやっているので それを残していこうという気持ちがあり、手織りにこだわっています。
澤井伸社長
30年ぐらい前から着物が西洋化してきて、 その中で30年前にやっていたことをどうにか残していくには 違う仕事もしなくちゃいけないのかな、という思いがありました。
澤井伸社長
そこでデザイナーズブランドや、OEMという受注生産の仕事を 始めることになってそれがだんだん主流になってきまして、 そういう中で多摩織にも繋げていけるかなという形になってきました。
マルベリーちゃん
そうだったんですね。
澤井伸社長
最近はOEMの方がだいたい80%と 多摩織がだいたい20%くらいの形になっています。 量産の方は、今八王子が割と産地の形態が変わってきました。
澤井伸社長
私としてはそうですね。 地方の旗屋さんとか染屋さん、 それからそういう加工を依頼するところが だんだん地方に増えてきたものと その中で量産のもの
澤井伸社長
それからうちで作っているものは手織りにこだわりがありまして そこの中でちょっと工芸品に近い形にはなるんですけども そういう中で作品的な物を多摩織の中でやっていけるような形になっています。

インタビューの続きは、動画後編で!

マルベリーちゃん
動画後編では、新たに桑茶染めで制作したという「紬織り」の反物のお話や 今後の目標についてなど、さらに深くお話を伺いました。ぜひ、インタビュー後編の動画もご覧ください!

八王子市内で受章記念祝賀会が開催!

澤井伸社長の黄綬褒章受章を記念し、記念祝賀会が開催されました。

動画をみる:祝・黄綬褒章 受章!澤井伸社長へ記念インタビュー【前編】

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