
血糖値が基準値よりも高い方は「血糖値を下げるにはどうしたら良いの?」と、日々考えて食事を摂っている方もいますよね。
実は、
食生活で血糖値を下げる方法として、青汁は血糖対策に最適な健康食品です。
ここでは、
血糖対策に効果的な青汁の飲むタイミングについてお届けします。是非、青汁を飲む際の参考にして下さいね。
血糖値とは?
血中に含まれるブドウ糖濃度
血糖値とは、体内の血中に含まれる
ブドウ糖濃度のことです。
この
ブドウ糖は、体を動かすエネルギー源になっており、主に、炭水化物に含まれる糖質を摂取することでブドウ糖となり腸吸収されています。
インスリン機能の乱れには注意
ブドウ糖は、血液に運ばれた際に血糖値が一気に上昇するのですが、膵臓から分泌されるインスリンの働きによって正常な血糖値に戻る体の仕組みになっています。
しかし、インスリン機能が乱れたり、機能しなくなったりすると、
ブドウ糖が血中に溜まってしまい、体内で血糖値が上昇したままの状態になります。
血糖値の高い状態が続くと糖尿病の原因に
体内が継続した血糖値上昇の状態になってしまうと、体へ悪影響を及ぼして様々な病気のリスクを発生させる元になります。
特に、糖尿病には注意が必要で、
何年も血糖値が高い状態が続くと糖尿病を発症しやすくなります。
糖尿病の初期症状は気付きにくい
糖尿病は、特に、これと言った
初期症状は殆ど見られず経過してしまうので、気が付いた時には
膵臓機能低下でインスリン分泌が上手く機能しなくなっていることが多いです。
血糖を細胞に送ることが出来ず、いつまでも血中に糖が溢れ出してしまっている状態になり、その結果、糖尿病を引き起こしてしまいます。
青汁を飲むタイミングで働きは変わる!
野菜不足を解消するのであれば朝
慢性的な野菜不足の解消では、野菜由来の豊富な栄養素を持っている青汁を飲むことはとてもおすすめです。
人の体は、
夜寝ている間もエネルギー消費し続けているので、飲むタイミングとしては朝が最も効果的です。
朝目覚める頃の体は、かなりエネルギーを消耗しているので、エネルギーや栄養素の補給が必要な状態になっています。
青汁を飲むことによって、いつも以上に
青汁に含まれる栄養素を吸収してくれます。
しかし、寝起きにいきなり勢いよく飲むことは胃腸に負担をかけるので、白湯などを飲んで胃腸を目覚めさせてから青汁を飲みましょう。
便秘を解消するのであれば朝食時か就寝前
青汁には、実は、
豊富な食物繊維が含有されているので、便秘解消に大きな効果をもたらします。青汁を飲む効果的なタイミングは、朝食時か就寝前がおすすめです。
便秘解消には、就寝前が最も良いのですが、就寝前に青汁を飲むと腸が活発化されて眠りにくくなる方もいます。
なので、そういった場合には朝食時に青汁を飲み、
腸内環境を整えるのが良いです。
美容が目的であれば夕食時
青汁には、豊富なミネラルやビタミンが含有されているので、美容を目的として青汁を飲む方も多いです。
特に、肌の美容効果を高めるタイミングは夕食時がおすすめです。日中に様々な外的ダメージを受けた肌は、
夜の睡眠時に回復されます。
この時、
肌再生に様々な栄養素が必要となるので、青汁を飲むことによって美容に優れた有効成分が大きな役割を果たします。
「就寝時に飲めばよいのでは?」と思う方もいるかと思いますが、就寝前は腸が活発化して寝つけない方もおり、
また、継続して飲むことを考慮しても、夕食時は最も良いタイミングなのです。
血糖対策であれば食前や食事中
食前や食事中は水やお茶ではなく、
血糖値を下げる効果がある食物繊維を含む飲み物がおすすめです。この食物繊維にこそ、血糖値上昇抑制効果が期待されています。
青汁に含有される食物繊維は、体内吸収前のコレステロールや糖質に吸着して体外排出を促進します。
また、食物繊維は、消化管内でゼリー状となって糖を包み込み、ゆっくり運ぶ働きがあります。なので、この働きによって糖質吸収を緩やかにします。
青汁に豊富に含有されている食物繊維は、
血糖値が急激に上昇することを防いでコレステロール値を下げる効果を発揮します。
青汁は食前30分前に飲むのがおすすめ
食後に青汁を飲んでも、既に糖は体内吸収されているので意味がありません。なので、青汁は
食前30分前を目安に飲んでおくことが効果的です。
血糖値上昇を抑える為には、食物繊維が含まれている食材を最初に摂取することが大切で、これは青汁にも同様の効果が期待出来るものになります。
食物繊維が含まれている
青汁を食前・食事中に摂取することで、生の野菜摂取時と同じ効果が得られます。
血糖値を下げるには青汁が効果的!
血糖値上昇を抑制する食物繊維が豊富
血糖値を下げる為には、食前には牛乳や野菜ジュースを飲むことが効果的なのですが、さらに血糖値上昇を抑える飲み物が、健康ドリンクで人気のある青汁なのです。
緑葉野菜を絞った青汁には、
血糖値を下げる食物繊維が豊富に含有されています。
なので、食前や食事中に摂取することで、血糖値上昇を緩和することが出来ることはもちろん、同時に日頃の野菜不足を補うことも出来る食品です。
現代人は野菜不足でもあり生活習慣病にかかりやすい為、こうして
青汁を摂取して血糖値を抑えながら、野菜も補えるのは嬉しいポイントです。
青汁×牛乳で血糖値上昇の抑制がより効果的
また、そのままで飲んでも血糖値を下げるのに効果的ですが、血糖値上昇を抑える他の飲み物と割って飲むと、さらに血糖値上昇を緩和させることが出来ます。
中でも、
青汁と好相性なのが牛乳割りです。牛乳と青汁を割って飲むことで、より血糖対策に良い効果をもたらしてくれます。
その理由は、牛乳に含有されるタンパク質を摂取することで炭水化物吸収を遅くし、
牛乳に含有される乳清プロテインと言うタンパク質は、GLP-1と言うインスリン分泌を高めます。
このように、
牛乳に含まれたタンパク質と青汁に含まれた食物繊維の相乗効果で、炭水化物吸収をさらに遅くすることが出来るのです。
青汁の水溶性食物繊維が血糖値を下げる!
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維
食物繊維とは、消化や吸収されること無く小腸から大腸まで届く食品成分です。
また、
水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けない不溶性食物繊維の2種類があり、どちらも胃に入ると長く留まる成分になります。
水溶性食物繊維は水に溶けて粘りが出て、不溶性食物繊維はかさが増えていく特徴を持っています。
水溶性食物繊維に関しては、腸内細菌の餌になってくれるので、水溶性食物繊維をたっぷり摂取することによって、
腸内細菌の種類や数が増加し、短鎖脂肪酸が多く作られ、GLP-1も増加します。
血糖対策で重要なのは水溶性食物繊維
水溶性食物繊維の方が血糖値上昇を緩和するのに有効的であると言われています。
このように、青汁に含有されている
水溶性食物繊維は、腸の中で重要な働きを担っているのです。
生活習慣病の発症を抑えるとして注目されていますが、血糖値上昇抑制効果が期待されている食品と言えます。
食物繊維を多く含む食事を先に食べることで血糖値を下げ、それによって、次の食事を食べた際も血糖値が下がるセカンドミール効果があります。
まとめ
ここでは、血糖対策に効果的な青汁の飲むタイミングについてお届けしてきましたが、いかがでしたか?
健康促進、野菜不足解消、美容効果、ダイエットなど、青汁は体に様々な良い影響をもたらす人気食品です。
しかし、
健康の為に飲むのであれば、血糖対策に効果的が出やすいタイミングに飲むことがポイントとなります。
「青汁を定期的に飲む目的は何か?」それに
適した飲み方や時間帯を調整しましょう。
毎日美味しく青汁を飲みながら、健康な体作りに努めましょう。