高血糖とは、血中ブドウ糖濃度が高くなる状態で、放置しておくと体のあらゆる所に重い障害を及ぼします。 なので、現代では血糖値を改善する為の機能性食品に高い関心が集まっています。ここでは、糖分過多の危険性と共に、血糖値を下げるお茶についてお届けします。

糖分過多による体への影響とは?

1日で摂取する糖分の目安

世界保健機関の指針では、食事以外での1日の糖分摂取量は1日の総カロリーの5%程度と発表しています。これは、平均的な大人の場合で考えると、約25g程度です。 なので、500mlの炭酸飲料や100%ジュースを飲むと、その1本で1日の必要摂取量を超えてしまいます。 それだけ清涼飲料水には、多くの糖分が含まれていることは把握しておく必要があります。

糖分過多は肥満や生活習慣病のリスクを高める

糖分過多での体への悪影響には、肥満やメタボリックシンドロームが代表的な症状に挙げられ、糖分と言うのは高カロリーなので、摂取し過ぎると余分なエネルギーが体に蓄積されていきます。 また、糖分過多は糖尿病や高血圧などの生活習慣病リスクを高めます。 糖分は生命維持に必要な栄養素ですが、食事以外での糖分はごく僅かに抑え、摂り過ぎには注意が必要です。

清涼飲料水に含まれる糖分量とは?

炭酸飲料500mlの場合

炭酸飲料500mlで約40~65g、角砂糖で約10~16個分相当が入っています。 コーラ、サイダー、フルーツ味の炭酸飲料は糖分量が非常に多く、500mlのペットボトルには角砂糖が約10個以上の糖分が含まれています。 炭酸飲料水に糖分が多い理由は、炭酸の苦みを補う為に多くの砂糖が使用されていることが挙げられます。

缶コーヒー190mlの場合

缶コーヒー190ml で約2~13.5g、角砂糖で約1~3個分相当が入っています。 缶コーヒーも意外と砂糖が多く使用されており、一般的な甘い缶コーヒーで約3個分、微糖タイプで約1個分の角砂糖に相当します。 缶コーヒー1本の量は少ないですが、1日に何本も飲んでしまえば糖分過多になる為注意が必要です。

スポーツドリンク500mlの場合

スポーツドリンク500ml で約20~34g、角砂糖で約5~8個分相当が入っています。 体に良さそうなスポーツドリンクも、実は糖分が多く含まれています。 激しいスポーツや汗をかいた後の水分補給には効率的ですが、多くの糖分も摂取しているので飲み過ぎには気を付けなければいけません。

果汁100%ジュース500mlの場合

果汁100%ジュース500mlで約50~60g、角砂糖で約12~15個分相当が入っています。 果汁100%ジュースは、そのままの果物を絞ったものでなく、濃縮果汁を薄めて100%にした濃縮還元ジュースがありますよね。 濃縮還元は、風味や甘味を出す為に砂糖が使用されていることもあり、果汁には果糖も含まれ、100%ジュースでも糖分過多には注意しましょう。

甘い飲み物は糖尿病や心臓病のリスクを高め、高カロリー飲料は病気の原因に!?

毎日飲むと病気を引き起こすリスクが高まる

果糖、ブドウ糖、ショ糖など単糖類が多く含まれる高カロリー飲料は、それを毎日飲む習慣がある方とそうでない方を比較すると、毎日飲む方は心血管疾患リスクが20%も上昇することが調査結果で分かっています。 この調査は、平均年齢52歳の女性約10万人以上を対象に行われたもので、参加者は心臓病、脳卒中、2型糖尿病などを発症していなかったのですが、糖入り飲料を毎日1杯以上飲む・飲まない、この調査において、飲む方の方が血管再建手術の必要になるリスクが約30%上昇し、脳卒中リスクも約20%上昇したことが分かっています。

果汁飲料でも安心出来ない

心血管疾患のリスクが約40%高い!?

果糖が加えられた果汁飲料を飲む方で、毎日1杯以上飲んでいる方は心血管疾患リスクが約40%高いことが挙げられます。 果汁入りと聞くと健康的なイメージがありますが、実は、果糖が加えられた物が多いです。 なので、栄養表示をよく見てカロリーと糖類の確認をするのがおすすめです。

若い人も注意が必要

日頃から高カロリー飲料を多く飲む方は、肥満が多い、喫煙率が高い、健康的な食品を食べていないなどの特徴があります。 現代では、比較的若者にこのような傾向が見られます。

高カロリー飲料を飲み続けるリスクとは?

心血管疾患のリスクを高める

高カロリー飲料に含まれている、吸収が早い果糖やブドウ糖などの単糖類と言うのは、肥満に繋がりやすく、心血管疾患リスクを高めます。 このような糖は、血中の血糖とインスリンの値を上昇させることはもちろん、さらに食欲を高めてしまう悪循環になります。なので、コーヒーやお茶を飲む際にも、無糖を選んで飲んだ方が良いのです。

肥満や2型糖尿病を引き起こす

高カロリー飲料の飲み過ぎは、肥満や2型糖尿病を引き起こす原因になります。また、血糖値上昇が血管への酸化ストレスや炎症にも関わってきます。 その結果、インスリン抵抗性、高コレステロール、高中性脂肪になりやすく、多くの要因がアテローム性動脈硬化症への発展になり、心血管疾患リスクを上げてしまいます。

炭酸飲料を毎日飲むのはNG

米国心臓学会では、単糖類の1日の摂取量を女性は100kcal以下男性は150kcal以下に抑えることを推奨しています。 もっとも飲まれている炭酸飲料には、果糖ブドウ糖液糖や砂糖などが含まれており、1缶(350ml)のカロリー130kcalには34gの糖が含まれていることになり、砂糖小さじ8杯分相当になります。 甘くて高カロリーな飲料は、たまに飲むには良いですが、毎日飲むことは避けるべき飲み物です。

桑の葉茶が血糖対策で注目されている理由とは?

糖の吸収を抑える

食習慣の改善が大きく関係する

殆どの糖尿病患者さんは2型糖尿病が多く、これは食べ過ぎやストレスでインスリン量が減ったり、機能が鈍くなったりすることで生じた生活習慣病になります。 なので、食習慣改善で予防や発症を遅らせることが出来ます。

血糖値上昇抑制が糖尿病予防のポイント

最近の研究で、食後の血糖値上昇が心筋梗塞などの危険因子であることが判明し、食後の血糖値上昇抑制が糖尿病予防ポイントになると言われています。 桑は、養蚕なので日本各地で植栽されてきた植物で、鎌倉時代から糖尿病予防効果があるとして使用されてきた素材です。 研究成果により、桑の葉には糖の消化酵素を阻害する働きがあり、食後の血糖値上昇を緩和する効果を発揮することが分かっています。 現代では、血糖対策に最適で糖尿病予防に繋がるお茶として注目されています。

桑の葉茶唯一の成分1-デオキシノジリマイシン(DNJ)

糖の吸収抑制、血糖値上昇の抑制に効果

桑の葉には、実は、桑の葉にしかない高血糖に有効的な成分が含有されています。 その成分が1-デオキシノジリマイシンなのですが、この成分には、糖吸収抑制、食事での血糖値上昇抑制効果があることが分かっています。 また、桑の葉に含まれる、Q3MGと言われる抗酸化成分が血糖値低下に繋がる成分として注目されています。

高血圧や動脈硬化の抑制作用にも有効

食後の血糖値上昇抑制が糖尿病予防のポイントである為、桑の葉は糖尿病予防の効果が期待できるのです。 さらに、桑の葉には動脈硬化リスクにも効果的で、高血圧抑制作用や動脈硬化抑制作用などにも有効的に働きます。

まとめ

ここでは、糖分過多の危険性と共に、血糖値を下げるお茶についてお届けしてきましたが、いかがでしたか? 普段、自分たちが飲むお茶に血糖値コントロール効果があれば、嬉しいという方は多いのではないでしょうか。 日常生活で当たり前に飲んでいるお茶ですが、桑の葉茶は血糖値を下げる効果が期待出来る健康茶です。 健康的な体を維持する為にも、血糖値対策を意識した桑の葉茶を普段の生活に取り入れてみませんか?
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